「片頭痛とはどんな頭痛か」

「片頭痛」とは、頭の血管が過度に拡張する
ことにより、まわりの神経が刺激されて痛むものです。

20~50歳代の若い年齢層、特に女性に多くみられ、
月に1~2回、多いときで週に1回、発作的に頭痛が
起こるのが特徴です。

頭の片側、時には両側が脈打つように「ズキンズキン」
「ガンガン」と痛み、吐き気を伴います。

また、体を動かすと痛みがひどくなり、さらに、
音や光に過敏になるため、周囲がうるさかったり
明るいところでは頭痛がいっそうひどくなります。
 
頭痛は数時間から3日間ほど続き、発作中は
たいへんつらいのですが、発作が終われば、
ふだんと変わらない状態に戻ります。

片頭痛には、まず、片頭痛を起こしやすい体質が
遺伝すると考えられ、母親が頭痛もちだと、
そのこどもも頭痛もちになりやすいという傾向が
あります。

頭痛になりやすい体質をもったうえで、ストレス、
ホルモン、食物などが引き金になって片頭痛が
おこります。
 
>> 片頭痛とはどんな頭痛か

「片頭痛のメカニズム」

片頭痛の発生のメカニズムについては、
およそ下図(HPをご覧下さい)のように
理解されています。

つまり、その発生にはセロトニンという物質が
関係していて脳血管の拡張によって頭痛が発生する
のだと。 

片頭痛には代表的な3種類の型があります。

典型的片頭痛、普通型片頭痛、群発頭痛です。
片頭痛は頭蓋内の血管が拡張する際に生じます。
およそ女性の18%~17%、男性の6% に片頭痛が
あるとされます。

年齢としては10代から20代に多く発生し、
30代になるとあまり見かけなくなります。

40代の片頭痛となると稀で、逆に片頭痛以外の
頭痛を疑った方がよくなります。

つまり片頭痛は年齢とともに自然に消失するもの
だと思っていいでしょう。

片頭痛は何歳くらいからみられるのか不明ですが、
小学生低学年でもあります。

>> 片頭痛のメカニズム

「片頭痛の予防と治療」

片頭痛の治療は、薬物療法が中心となります。
片頭痛のくすりには、予防薬と発作治療薬があり、
それぞれ新しい有望なくすりが使われ始めています。

片頭痛の予防薬として、カルシウム拮抗薬
(きっこうやく)、β遮断薬(ベータしゃだんやく)
などが用いられることもあります。

どちらも血管の収縮・拡張をコントロールし、片頭痛
を予防します。
発作が抑えられるようになったら、くすりの量を
少しずつ減らしていきます。

痛みが起こってしまったときは、対症療法を行います。

(エルゴタミン製剤)
片頭痛は脳の血管が拡がることによって起こる
わけですから、血管を収縮させる作用のある
エルゴタミン製剤が使用されます。

エルゴタミン製剤は、血管の拡張を防ぐことによって
結果的に痛みを抑えるくすりです。

そのため、痛みが生じてから服用してもあまり効果は
得られません。前兆を伴う片頭痛の人は、頭痛の
前ぶれが起こったときに服用し、前兆を伴わない
片頭痛の人は、痛みはじめたらすぐにのむと
効果的です。

>> 片頭痛の予防と治療